フィリピン留学の制度
日本じゃなく海外からフィリピンに留学できますか?
例えば、親の仕事の都合でシンガポールに住んでいてシンガポールからフィリピンに留学するとか、日本を出て1週間ほど東南アジアを旅行してからフィリピンに留学するとか、日本以外の第3国からフィリピンに留学することは可能です。それによって入学に制限が出たり、授業が受けられないということはありません。ビザで不利になるなど制度的な問題もありません。
また、別の国で留学してからフィリピンに来て留学するということも可能です。実際問題としてフィリピンにはオーストラリアから転校してきたという日本人が少なからずいます。彼らの多くは日本から留学やワーキングホリデーの目的でオーストラリアに行きました。そして現地で韓国人が英会話が上手いことに気付き、彼らがフィリピンで英語を勉強してからオーストラリアにやって来たことを知り、自分たちも英会話の力を伸ばすためにフィリピンに来ているのです。
フィリピン留学は韓国では安いコストで英語の基礎力を付ける方法として広く認知されています。このため、いきなりアメリカに6ヶ月留学するのではなく、最初の3ヶ月はフィリピンで英会話の基礎力を身に付け、それからアメリカで本格的に3ヶ月留学するといったパターンが一般的です。フィリピンで留学していると、次はオーストラリアでワーキングホリデーをするとか、フィリピンが終わったらカナダで3ヶ月留学するという予定を持った留学生によく出会います。
フィリピンの留学ビザはどうやって取得するのですか?
フィリピンの大学に留学する場合は、事前に大学が発行した入学許可書などを取り寄せ、日本にあるフィリピン大使館や領事館に行って留学ビザを申請、取得する必要があります。フィリピンの大学に留学する場合は絶対に留学ビザの事前取得が必要です。
これに対して、フィリピンの民間の語学学校に入学する場合、日本人は事前に留学ビザを取得する必要はありません。フィリピンは日本などいくつかの国の国民に対しては、母国でビザを取得していなくてもフィリピン入国時にビザを発給するビザ免除措置を取っています。ですので、民間の語学学校で留学する場合は、留学ビザの事前取得は不要です。
ただし、フィリピン入国時に発給されるビザは観光ビザです。観光ビザはフィリピンで観光をする外国人に対して発給されるビザですので、観光ビザで留学をすると違法行為になります。このため、観光ビザでの就学を特別に許可するSSP(特別就学許可書)という制度があり、これを取得する必要があります。SSPの申請は大半の学校が代行してくれます。
また、入国時に発給される観光ビザの期限は21日です。このビザでは21日間しかフィリピンに滞在することができません。ですので、21日を超えてフィリピンで留学する場合はビザの延長が必要です。ビザの延長も学校が代行してくれます。
フィリピンには入国条件はありますか?
フィリピンに入国する際は空港などの入国審査官が入国希望者のチェックを行います。そして、入国希望者が入国条件を満たしていない場合、フィリピンに入国することはできません。フィリピンの入国条件には主に次の3つがあります。
まず、暴力団関係者、麻薬組織関係者、犯罪関係者ではないことです。これはフィリピン当局のブラックリストなどとパスポートを照合したり、指が10本揃ってないとか刺青とか人相などでチェックします。特に悪いことをしていない限り、こういったことで留学生がフィリピン入国を拒否されることはありません。
2つ目はパスポートの有効期限です。フィリピンに入国するためには、パスポートの有効期限が滞在予定期間よりも6ヶ月以上残っていることが条件です。例えば滞在期間が4ヶ月を予定している場合、パスポートの有効期限は10ヶ月以上必要です。この条件を満たしていない場合、フィリピンに入国することはできません。
3つ目の条件はフィリピンから出国する航空券を持っていることです。出国先は日本でもかまいませんし、日本以外の第3国でもかまいません。要するにフィリピンへの片道切符で入国することはできないということです。必ずフィリピンから出国するチケットが必要です。また、チケットは入国審査官に見せなければなりませんので、eチケットは認められません。必ず紙にプリントアウトしたものであることが必要です。さらに、すでに代金が支払われているチケットでなければなりません。支払い前、発券前の予約票では条件をクリアすることはできず、フィリピンに入国することができません。
また、過去にフィリピンに留学したことがあり、その際にSSPを申請していなかったり、ACR-Icardを取得してないなど制度違反行為があった場合、ブラックリストに名前が乗ってしまい、次にフィリピンに行った時に入国を拒否されることがあります。
フィリピンの学校には入学資格はありますか?
フィリピンの大学に留学する場合は、学歴などの入学資格があります。入学資格を満たしていない人は、どれだけ希望してもフィリピンの大学に入学することはできません。
これに対してフィリピンにある民間の語学学校に留学する場合は特に大きな入学資格はありません。まず、NOVAやAEONのような語学学校であるわけですから、学歴制限はありません。高卒でも中卒でも入学できます。年齢については7歳以上など年齢の下限を定めている学校はあります。ですが上限を定めている学校はありませんので、年齢が高い人でも入学できます。実際にフィリピンでは60歳を過ぎた定年退職者やシルバー層の留学生を見かけることがあります。